2017年3月3日金曜日

上棟から木工事へ。設計監理日記

現在工事進行中 木造長屋のシリーズ HD5-Project
先月下旬 上棟に至りました。

今回はSE構法ではなく、通常の在来構法で計画しているため
各コーナー柱は、ホールダウン金物で基礎と直接緊結することになります。
この部分は筋違(すじかい)と絡むことがあり、要チェックポイントです。


とある建売住宅の施工現場で
ホールダウン金物がジャマになるのか 筋違を逆向きに設置していたり
ホールダウン金物そのものをハショっているのを目にしたことがあります。
ダメ ですね。


屋根の野地板が貼られ、内部空間も想像できるようになりました。
寄棟部分の登隅木は大きな部材になるので、そのまま<表し>で表現する
計画でしたが、それに絡む母屋も<表し>にできそうです。発見は面白い。


吹抜け部分もダイナミックです。
北側斜線(高度斜線)制限も絡み、複雑な形状で納めた木造高架を見事に
すずしい顔でやってのける 大工さんたち。さすが。