2014年5月11日日曜日

私の修業時代。そして、いまの時代の就職感。


卒業したてのン十年前、建設会社の現場監督時代の写真がありました。
‥ヘルメットかぶってないほうが私。
 自分でいっちゃいますが、なかなかのイケメンでしたね。
当時は
ブラック企業という言葉は、ありませんでしたが、こき使われました。
型枠大工と墨出し、鳶の手元、インサート設置と、監督とは名ばかり。
職人さん達が帰った夕方からはガラ出し。それからようやく、施工図
の作図は、徹夜になることもしばしば。はじめて悔し泣きもしました。
この仕事の目処としてた2年間で、辞めました。
2年間とは、一級建築士受験のために必要な実務経験の時間のこと。
ただ、実務の経験、というより ものづくりの現場感覚をやしなえた
こともたしか。今にして思えば『買ってでもする苦労』でありました。

入社しても会社をすぐに辞めてしまう新人が、よく問題になりますが、
私はこんな自分の経験から、必ずも否定的にはとらえられないのです。

会社へ入社する新人さん ということで
採用試験の経過が公開されていますが、これが、じつにおもしろい。
のびのびと自ら意見を発信する、一風変わった就職活動の様子です。

ビデオの視点は、入社試験の若い応募者達からCA社内の採点者達へ、
そして実際に面接をする社長の藤田晋氏の持論へと移っていきます。
CA社も他のIT企業(たとえば、かつてのアップルやMSなど)と同様、
カリスマ経営者によるワンマン企業のひとつでありましょう。ただ
変化への即応力や創造性が必要なIT企業にとっては、必要なことです。
当然、社員の終身雇用など想定していないのだろうな、と思いきや、
藤田社長の発想は、じつにユニークなものに見えます。

以下、藤田社長のBLOGから引用させていただきました。
(昨今、なにかと物議のコピペですが、出典明記にて、ご了承を。)
日本では、学生の就職活動が、
就職ではなく、就社になっていると
しばしば批判を受けます。 

でも、日本社会のそのような風土を
逆にうまく活かせば、変化の激しい
時代で飛躍する意外な競争力に
なるかもしれません。

いずれにしても、我々のような
強い「会社」を創っていくつもりの
人たちにとっては、私は就社意識でも
構わないと思ってます。
なるほど。
働く ということへ、いろんな価値観が混在していてもよいのでは。
と、そんなふうに思えてきます。