2014年4月4日金曜日

桜・消費税・STAP細胞・新年度 


今週は、桜の開花や消費税増税だけじゃなかった。
理化学研究所、STAP細胞に関す論文の最終調査報告の会見が印象にある。
小保方氏の実験データに、改ざん・ねつ造があったという結論のようだ。
中間報告のさいの理研の会見のときから、何とも違和感があったのですが
 “当社の新製品に欠陥がありました。悪いのは、この担当者です。”
という発表を、会社がプレスの前で会見しているよなものだ。

この当事者意識のなさ、というのは学術界一般のことなのか、理研という
組織の特有なことなのか‥。いずれにしろ、あまりに浮世離れした感覚だ。
加えて、検証したのは論文の中身でSTAP細胞の存在の有無ではない。と、
本当にSTAP細胞が存在した場合のお手柄は、ちゃっかり担保していると
ころが、なにか ちょっと いやらしい。

その反面、再生医療や細胞の世界に興味を向けるきっかけになったのは、
(皮肉な見方ではあるけど。)この論文騒動の功績であったと思うのです。
先週末の、NHKの特集・山中教授の番組など、じつに興味深かったですね。

肝要なのは、STAP細胞が実際に存在するか否か。
論文は、解説とその作成マニュアルにすぎないんじゃないのか
(…というは、あまりに乱暴な物言いかな。)
小保方さんという人物の肩を持つ訳じゃないけれど、言い分通り、本当に
悪意がなかったのであれば、彼女の研究者としての道は、たとえどんなに
細い道でも、残しておいてあげたい。STAP細胞が、仮に失敗であっても。
寛容すぎますかね。(彼女が女性だからじゃないですよ。)

新年度にはいりまして。
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建築や住宅のことも含め、もすこしマジメな意見も発信していかなくては、
と律しています。