2011年8月1日月曜日

映画の日

 どお最近、映画 観てる?
 ある 建て主の方に 肩をたたかれるように そう聞かれ
 口ごもった。そういえば以前、映画談義になったことが‥。

 気持ちに余裕がないじゃない。(映画すら ごぶさたかよ)
 そんなこって 生活の場を造る という仕事ができようか
 と、今日の午前は口実をつけた。 映画の日でもあったな。

『コクリコ坂から』 スタジオジブリ

 東京オリンピックをひかえ、高度成長期をむかえた時代に
 高校生の淡い恋模様を基調にした さわやかさ。
 主人公の海の実家がいとなむ コクリコ荘 という下宿館。
 ムサ苦しい男子学生の巣窟 カルチェラタン という洋館。
 ふたつの 古い建築物を舞台に、家族の再生や、親子世代
 の バトン・タッチ をテーマにしているようだ。

 古いものをないがしろにすることは 記憶を殺すことだ‥
 云々 の 台詞 には つきささるものが あった。

 秀作だ。

 三丁目の夕日 など、昭和三十年代の物語がよく目につく。
 巷が元気だったころが どこか懐かしいのかな。日本。