2011年1月16日日曜日

白革の手帳

何日かまえ、こんな 夢 をみた‥

行方不明になっていた ワタシのシステム手帳 がみつかる。

25年前から愛用している、牛革製でバイブルの大きさのもの。
スケジュールのリーフは毎年、その年の部分を買い足している。
日割りの欄は、右側のページには、その日の予定を書き込み、
左側のページには、その日の出来事をまとめていた。

なくしたのが、2年前のワタシの誕生日だったとわかるのは
その日以降の日割りの欄が、すべて空白になっているからだ。

新しい予定とその日の出来事を書き込みはじめて、一週間。
事故で意識を失い寝たきりの状況だった 姪っ子のマキミが、
突然 意識を取り戻したという連絡がはいる。
婚約者から送られた香料のおかげだとゆう。白雪姫のようだ。

その マキミ が訪ねてきた。手土産をもって‥。
「おじさま。このシステム手帳 お忘れじゃありませんか?」
「 ‥え!」
‥それは、みつかったはずの ワタシのシステム手帳 である。
2年前のワタシの誕生日から、日割りの欄は やはり空白だ。
その日、ワタシとマキミは大きな事故に巻き込まれていたのだ‥。

いま、ワタシの目の前には ふたつのシステム手帳がある。
どちらを 使いつづけて いったものだろうか‥。


……ここで、目が覚めた。
ほんとうには
ワタシに、年頃の姪っ子 はおりません。 あしからず。